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京都夢恋路物語・第14話までの登場人物一覧、次回予告

沢水四条(さわみずしじょう)…
「沢水呉服店」を経営する親に嫉妬し、家出。
遥の家に居候するはずだが…

古河 遥(こが はるか)…
四条の恋人、北野白梅町に家を持つが
極度の方向音痴

静内春日(しずうちかすが)…
四条の同級生。四条に恨みを持っていたが
ばあさんのお陰?で吹っ切れる。

謎のばあさん…
推定年齢60~70歳
世界の危機を四条らに託そうとするが…
素性を一切語らない謎のばあさん

その他
四条の父、母、職安の受付の人、病院関係者など

[次回予告]
四条たち3人はばあさんの頼みを受け入れるのか
そして、世界征服を企む奴とは…
今後も目が離せない、京都を舞台に繰り広げられる
スペクタクルラブドリームストーリー
「京都夢恋路物語」
不定期更新ながら配信中
# by sukima802 | 2005-05-21 17:00 | 京都夢恋路物語

第14話「Love power」

「どういうことだ?」
四条たちはばあさんに聞いた

「今月に入って、何者かが京都で暴れているらしい。
奴の目的は『世界征服』、世界を自分の支配下に置くことだ。
奴にはたくさんの部下がいる。そいつらは京都にいるが
いつかは京都を飛び出しかねない。
そこで、お主らが部下を辿りながら
最終的に、奴の目的を阻止してほしいんだ。」

「…なるほど」
四条らは理解した。
「勿論、あの小娘にも働いてもらうぞ。」
すると突然、遥が立ち上がった。
「四条…私はどうすればいいの?」
遥は四条のもとへ寄る。
パーンッ!
四条は遥の頬を平手で叩き
何迷ってる。自分を信じろ。
自分で決断を出さなければ、この先へは進めないぞ。

遥は静かに頷き、答える。
「四条…私のこと好き?」
四条は遥をしっかりと抱きしめ
当たり前じゃないか。俺は遥のことを
命を懸けて、守ってやる。

2人はキスをした。

…見守る春日とばあさん
「吹っ切れたぜ。ばあさんのおかげでな。
2人を恨んでも、ムダだってことが分かった。」
春日の顔にもう憎しみはなかった。
「よかったじゃないか。お主の今の顔は
一番かっこいい。さっきまでの憎悪が全て
無くなり、さわやかになっている。」
ばあさんは答えた。

春日は赤面した。
# by sukima802 | 2005-05-21 16:44 | 京都夢恋路物語

第13話「ばあさん」

「待ちな」
四条と春日の2人は振り向いた。
そこには、ばあさんがつっ立っていた。
「2人で喧嘩でもやろうってんかい?」
ばあさんは生意気な口調で話しかけてきた。
「そうだが、アンタの名は」
四条は尋ねた。
「人に名前を聞く前に、名乗るのが
普通じゃねえのか?メガネ小僧よ」
『小僧ってアンタも死にそうな体じゃね~か』
四条は思った。
「俺の名は静内春日。生憎だが他人の
喧嘩に口を挟まれないでほしいね」
春日は言った。
「うっせ~んだよ。イッチョ前の大人のつもりか?
このクソガキどもが」
ばあさんは相変わらず、生意気な口調で言い返す。
「ぬぁにぃうぉ~。」
春日はキレている。
「落ち着かんかい。クソガキが。
で、ばあさんは俺たちに何の用だ。」
四条は質問した。
「アンタらの実力を見るんだよ」
ばあさんは答えた。
「なぜだ。なぜ見る必要がある?」
四条は言う。

アンタらが世界を救うかもしれないからだよ

2人は内容が理解できていなかった。
# by sukima802 | 2005-05-21 16:17 | 京都夢恋路物語

第12話「つけようじゃないか」

「なにぃ?」
春日は痺れを切らした。
「言ってんだろ。俺もアンタみていなバカ見てると
虫唾が走るって。アンタの耳は飾りもんか?」
四条は眼鏡をクイッとあげながら、ものすごい冷酷な目で
春日を睨み付けて、言い放った。

-2年前-
四条と春日は同じ陸上部だったが
春日が四条との対決で負けた事を
腹いせに四条に恨みを持った。

それ以来、四条と春日は
犬猿の仲となり、いつかは決着を
つけなければならない状態だった。

-そして-

「遥、今何時だ。」
遥は恐怖のあまり泣いている。
次の瞬間、四条はキレた。
「今何時かって聞いてんだよ。
アンタはそんなことも分からん女なんかい!
泣いてる暇あったら、さっさと教えんかい!」
遥は今までに見たことがない四条に
戸惑い、恐怖の中、時間を言う
「4時半…」

「今から4時間後、8時半にやろうじゃないか。」
四条は春日に打診した。
「何をやる」
春日は四条を睨み付けた

つけようじゃないか。この確執に決着をつけるため
8時半に三条大橋下の鴨川で勝負だ」
春日は驚きながらも笑った
受けて立つ!
# by sukima802 | 2005-05-21 10:42 | 京都夢恋路物語

第11話「意外な決着…そして…」

相変わらず、伊勢丹の中で
大喧嘩をする2人

このまま続けるとキリがないので
割愛するが、大体2時間ぐらい続いている

そこに
「2人仲良く喧嘩でっか」
2人は焦った。
ギャラリーもどよめく
「なんや、もう終わりでっか」
「アンタも変わってねぇな。春日。」
遥が四条の後ろにつくなか
四条はポケットに手を突っ込んだまま
奴を睨み付ける。

彼の名は「静内春日(しずうちかすが)」
四条とは高校時代からの好敵手である。

「仲良くデートでっか?」
春日は四条に近づき、睨み付ける。
「てめえとの決着はまだついてねぇぞ」
四条は紺のフレームの眼鏡をかけた。
本気モードの証だ
「こ…怖いよ」
遥は後ろでうずくまっている。
「遥…下がってろ」
四条は遥の肩をつかみ、ギャラリーの一人の
胸に向かい、投げつけた。
「てめえみてぇな奴を見ると虫唾が走るんだよ。」
「アンタもな」
# by sukima802 | 2005-05-21 10:23 | 京都夢恋路物語